事業継続力強化計画サポートセンター札幌 記事

【BCPは“キャッシュフロー防衛計画”だ】緊急時も会社のお金を守る仕組みとは?|札幌の中小企業向け

2025年05月26日 11:20

BCP(事業継続計画)=「地震や感染症の備え」と思っていませんか?

それも正解ですが、もう一歩踏み込むと、
BCPとは「会社のお金を守る計画」でもあるということをご存じでしょうか?

災害・事故・人員トラブルなどで業務が止まれば、真っ先に困るのは“資金繰り”です。
売上は止まるのに、固定費は止まらない。
そんな状況をどう乗り越えるか、BCPにはそのヒントが詰まっています。


■ 緊急時に「お金が回らない」3つの原因とは?

  1. 売上が急減しても経費はかかり続ける
     → 家賃、給与、リース料などの固定費は止まらない

  2. 金融機関への相談が遅れる
     → 情報が整理されておらず、融資や支援申請が間に合わない

  3. 取引先への連絡が遅れ、信頼を失う
     → 売上回復のチャンスを逃す

➡ これらを防ぐには、事前の資金対策と判断基準の整備が不可欠です。


■ BCPに「お金を守る視点」を入れるべき理由

✅ どの費用を削減し、どこにキャッシュを残すかを決めておける
✅ 緊急時に利用できる補助金・制度融資を整理しておける
✅ いざという時の金融機関・会計士・保険会社との連絡体制をつくっておける
✅ 売上ゼロでも2週間〜1か月乗り切れる計画が立てられる

📌 お金の見通しが立てば、慌てずに冷静な判断ができます。


■ 実際にあった“お金を守れたBCP”事例(札幌市)

  • 小売業A社:コロナによる一時閉店中にBCPに基づき支出を圧縮 → 固定費20%カットで資金を温存

  • サービス業B社:地震後の売上減少に備えて、BCPで制度融資の事前リストを作成 → 早期申請に成功し資金ショートを回避

  • 飲食業C社:BCPに顧問税理士・メインバンクの連絡体制を記載 → 緊急時に即相談・即着金


■ BCPに組み込むべき“お金を守る項目”

項目内容例最低限必要な運転資金額固定費+当面の仕入れ+人件費コスト削減可能な支出一覧広告、残業、仕入頻度、外注など資金調達先と条件信用金庫、政策金融公庫、制度融資など受給可能な補助金・給付金持続化補助金、雇用調整助成金など担当者と連絡先銀行、税理士、保険代理店、顧問弁護士など


■ “事業継続力強化計画”の認定で得られる財務的メリット

✅ 政策金融公庫での低利融資(最大1億円)
✅ 信用保証枠の拡大(一般保証とは別枠)
✅ 一部自治体での融資支援制度(札幌市含む)
✅ 認定企業としての信用力向上(取引先・銀行からの評価アップ)

➡ 「備えている会社」は、お金を借りやすく、支援も受けやすいのです。


■ 当サポートセンターが提供できる支援(札幌市企業向け)

✅ 「緊急資金管理」パート付きBCPテンプレート提供
✅ 認定取得による融資・保証制度活用アドバイス
✅ 顧問税理士や金融機関との連携支援
✅ 制度融資・補助金に使えるBCPサマリー作成


まとめ:BCPは“会社の命綱”=キャッシュフローを守る計画

✅ 緊急時に会社を支えるのは、現金と信用
✅ お金が尽きる前に動くための“仕組み”がBCP
✅ コスト削減、融資、補助金まで視野に入れたBCPを
✅ 経営者が安心して判断できる“道しるべ”になる


📩「お金の見通しが立たず、もしもの時が不安…」
📞「BCPに“資金対策”を組み込みたい」

そんな札幌の中小企業の皆さま、
お金を守るBCPを一緒に整えていきましょう!


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