事業継続力強化計画サポートセンター札幌 記事

災害や感染症の備えがあいまい?中小企業こそ“BCP”で守るべき理由とは

2025年06月13日 19:34

地震や台風などの自然災害、新型コロナのような感染症の流行
予測不可能な出来事が、企業経営に深刻なダメージを与える時代です。

「備えの必要性は感じているけど、具体的に何をしたらいいかわからない」
「感染症マニュアルを作ったけど、それだけで十分?」
そういった声を多くの中小企業経営者から聞きます。

そこで、今回は「あいまいな備え」から「使える備え」へ変えるためのポイントをわかりやすく解説します。


■ あいまいな備えとは?

まずは、ありがちな「備えているつもり」状態を確認しましょう。

  • ✅ 非常食と水は買ってあるけど、誰が管理しているか不明

  • ✅ マスクと消毒液は置いてあるが、配布基準はない

  • ✅ 感染症マニュアルはあるが、誰も読んでいない

  • ✅ 災害時の連絡手段・出社判断の基準が決まっていない

これらは備えが“形だけ”で、実際には機能しない状態です。


■ 災害・感染症に共通する“3つの落とし穴”

① 「初動対応」の遅れ

→ 何を誰が判断するか決まっていないと、混乱が起きます。

② 情報の混乱

→ デマや不正確な情報に振り回され、誤った判断をすることも。

③ 従業員対応がバラバラ

→ 勤務継続の可否、在宅ワークの基準が統一されていない。


■ 今すぐ取り組める!3つの備え方

1. BCP(事業継続計画)の策定

BCPは「災害・感染症などで事業が止まりそうな時に、どう事業を継続させるか」をまとめたものです。

  • 代替拠点・業務の優先順位・連絡体制を明記

  • 感染症やライフライン停止を想定して計画を作成

  • 特に「誰が何をするか」の役割分担が重要

中小企業向けの簡易版BCPや、「事業継続力強化計画」認定制度も活用できます。


2. 感染症リスクへの具体的備え

  • 発熱・体調不良時の行動ルール(出社基準)

  • 在宅勤務の制度化・IT環境整備

  • 社内感染発生時の広報・対応フロー

📌 「過去の対応を教訓に、明文化」しておくのがポイントです。


3. 定期的な訓練と見直し

  • 避難訓練や緊急連絡網テストを年1回実施

  • 感染症対応のシミュレーション訓練

  • 体制・備品・マニュアルの“アップデート”

備えは「作って終わり」ではなく「運用してこそ意味がある」のです。


■ まとめ

✅ 災害・感染症の“あいまいな備え”は機能しないリスク
✅ BCPを軸にした「初動・対応・復旧」の流れを明確化
✅ 明文化・訓練・見直しで“使える備え”へアップデートを


BCPをまだ作っていない企業も、形骸化している企業も、今が見直しのチャンスです。
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