デジタルで強くなるBCP!DX × 事業継続計画の新常識(2025年版)
2025年09月19日 10:53
近年、災害や感染症リスクが常態化する中で、BCP(事業継続計画)の見直しは企業にとって急務です。
しかし、従来のBCPは紙ベースのマニュアルやハード対策に偏りがちで、「緊急時に役立たなかった」という声も少なくありません。
そこで今注目されているのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)と融合した“デジタルBCP”です。
クラウド・リモートワーク・自動化を取り入れることで、災害時にも“止まらない企業”を実現できます。
✅ なぜ今「デジタルBCP」なのか?
● 1. 災害時に「紙」は使えない
停電や水害、テレワーク下では紙のマニュアルにアクセスできない
拠点に戻れない状況下では、クラウドでの共有・閲覧が不可欠
● 2. コロナ禍で浮き彫りになった「リモート対応の遅れ」
テレワーク環境が整っていないと、業務が完全停止
書類ベースの承認・押印業務などが機能不全に
● 3. 「DXとBCPの一体化」が国の推奨施策に
中小企業庁や経済産業省も、BCPの中でデジタル化の活用を推進
補助金(IT導入補助金・事業再構築補助金など)でデジタルBCP構築が加点対象になるケースも
✅ デジタルBCPの中核5領域
領域内容ツール・技術例① 情報のクラウド化計画書・連絡網・図面・業務データをクラウド保存Google Drive、Dropbox、OneDrive② コミュニケーション災害時でもつながる情報共有Slack、Chatwork、LINE WORKS③ 遠隔業務(テレワーク)リモートでも業務継続VPN、仮想デスクトップ(VDI)、Google Workspace④ 電子承認・脱ハンコ業務フローの維持電子契約(クラウドサイン等)、ワークフロー⑤ 業務の自動化単純作業をAI/ツールで代替RPA、定型業務の自動実行ツール
✅ 実践企業の事例紹介
▶ 製造業A社(従業員40名・札幌市)
課題: 地震・雪害で出社不能になると、受発注処理が止まる状態だった。
対策:
全業務フローをGoogle Workspaceへ移行
毎月BCPの訓練を「オンライン会議」で実施
帳票・納品書をクラウドで共有し、社外からも処理可能に
非常時にはモバイルWi-FiとノートPCを活用した在宅勤務体制へ
効果:
災害時でも業務停止時間はゼロに近い状態
補助金申請にて「デジタルBCP」が加点評価
✅ 中小企業でもできる!デジタルBCP導入ステップ
業務の棚卸し(どの業務がどこで止まるのかを洗い出す)
クラウド化の範囲を決定(最低限:連絡網/マニュアル)
無料ツールからスタート(Google Drive、LINE WORKSなど)
社内説明会+簡単なマニュアル整備
緊急時シミュレーションの実施(BCP訓練をリモートで)
✅ よくある誤解とその対応
誤解実際は…クラウドはセキュリティが不安→ 適切な設定・認証管理で安全性は高く確保可能ITツールはコストが高い→ 無料〜数千円/月で始められるものが多数。補助金も活用可デジタルはITに強い人がいないと無理→ 外部支援やITベンダーとの連携でハードルは下がる
✅ デジタルBCPのメリットまとめ
🚨 災害時でも事業が止まらない
🧠 人的負担の軽減・ストレス低減
💼 リモートでも生産性を維持
🧾 証憑・業務の透明性向上
💰 補助金・税制優遇で導入コストも回収可能
✅ 実践アクションチェックリスト
✅ BCP関連資料をクラウドに保存している
✅ 主要メンバーとオンラインで連絡が取れる体制がある
✅ 紙ベースの業務(申請・承認等)がデジタル対応している
✅ 非常時でも自宅等で業務ができるインフラがある
✅ ITツールの操作に不安のある社員向けのマニュアルがある
✅ まとめ:DXとBCPは、今や「両輪」
デジタルBCPは、単なるIT化ではありません。
「止まらない会社=レジリエンスの高い組織」をつくるための、今後の標準です。
紙・対面・オフライン中心の業務にひとつでも不安があるなら、今日から一歩踏み出してみてください。
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